デンマーク:デザインと社会を考える旅 No1. Odense

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    デンマークへ行くことにしました

    旅をしよう。それもデンマークに。

    北欧へ未だ旅したことがない人間が、なぜデンマークへ行くことにしたのか?

    そもそも、私の中のデンマークって。モダンで、少しキッチュで、デザインにも敏感な国。デンマークに抱いていた、最初の印象。時々、フランスでもスノッブなブルジョワが「デンマークやスウェーデンが好き」と呟いていたりしますけれど、結構フランスとは異なる要素に向かった「風変り」といった感覚はあります。

     

    ヨーロッパって不思議なことに、山や国一つまたいだだけでも、完全に異質だったりするんですね。ましてやデンマークなんて、北の海に囲まれた、荒々しいヴァイキングの交易で栄えた国。でも、具体的なイメージがないなんて、ちょっと寂しい!

     

    これからさまざまな現地の文化や価値観を巡り、個性溢れるデザインと触れ合う旅を始めることになります。

     

    そんな気持ちから、デンマークに行って「現実」を感じ「経験」することで、「未来」を創造したいと強く願いました。

    今回の旅の構成

    さてさて、今回の、旅のスケジュールは、大まかに二つにわかれています。

     

    最初に、コペンハーゲン・カストルプ空港に着陸。
    首都が存在するデンマークの主要な島、ゼーラントの隣のフュン島に移動します。

     

    アンデルセンの故郷のオーデンセを観光のために、数日滞在。
    その後、首都のコペンハーゲンへカムバック。
    そこで、デンマークデザインミュージアムなる、今回の旅の目玉を見学します。

     

    世界遺産や華麗なる観光地を巡るよりも、「ローカル感を味わう!」。
    何よりもデンマーク人の性格やマインド、思想に触れたい。
    そんな想いで、旅はスタートしました。

    アンデルセンの故郷のオーデンセを巡る

    というわけで、電車でオーデンセという小さな田舎町に行ってきました。
    デンマークのメインアイランドの隣のフュン島に位置し、コペンハーゲンから三時間弱、素朴で長閑な地方都市、童話で有名なHCアンデルセンの故郷です。

    メルヒェンチックな小さい街

    街の各所にアンデルセン童話にちなんだ彫刻が存在し、他にもデンマーク王室の歴史文化を学べるスポットが存在します。
    地方都市だけれども、若者で賑わいを見せるオーデンセには、デンマークの文化と歴史を感じさせる名所や彫像が各地にあります。

    歴史や文化も奥深く、こちらはプロテスタントの教会前のデンマーク王の銅像。どうにもこうにも井戸の発見が街の歴史のポイントらしい。
    他にも巨大なブルドックの銅像など、ちょっと良くわからないユニークなオブジェも突然出てきます。笑
    オーデンセはかわいらしい街並み。こんなメルヒェン風なおうちが並ぶのです。

    中心市から入った小道には、アンデルセン童話に出てきそうな、小さくかわいいおうちも!
    メルヘン大好き人間にとって、これは写真に撮らずにはいられない。

    メニューもデンマーク語でしか書かれていないことも多く、こういった要素がまた田舎っぽさであり、ローカルならではの雰囲気です。

    英語だけではその場を乗り切れないことも多々あり、なんだかんだで若干食べ物に関するデンマーク語を覚えてしまったという。

    歴史や文化も奥深く、こちらはプロテスタントの教会前のデンマーク王の銅像。どうにもこうにも井戸の発見が街の歴史のポイントらしい。
    他にも巨大なブルドックの銅像など、ちょっと良くわからないユニークなオブジェも突然出てきます。笑
    オーデンセはかわいらしい街並み。こんなメルヒェン風なおうちが並ぶのです。

    H.C.アンデルセン博物館でメルヒェン体験

    デンマークの伝統と文化溢れる静かな街に、HCアンデルセンの作品と生涯を解説した博物館です。
    デジタルとアートとフィロソフィーが融合した博物館は、街のランドマークです。

    この博物館はインタラクティブ、且つ展示のパネルなどの文字はあまりありません。

    解説は基本音声形式です。各所にセンサーがあり、そこを通過するとブルートゥースと連携したヘッドホンに説明が流れます。

    童話作家を題材にしたデジタル体験

    主に二部で構成されており、前半はアンデルセン本人の人生のストーリー、そして博物館の後半は各童話をイメージしたアトラクションのようなセットがありました。『雪の女王』や『人魚姫』、『親指姫』などの有名な童話から『小夜啼鳥』や『マッチ売りの少女』まで……子供も大人も楽しめるエンターテイメントでした。

    そして忘れてはならないのが、この博物館は、ウェブサイトで事前予約をすることにより、入館できます。

     デンマークでは、いたるところにデジタルが業務効率化を目的に導入されています。デジタル先進国第一位なだけあり、市民とデジタルの一体感がありますし、何よりも観光業務の効率化や観光客の流動性にも貢献しています。博物館も事前予約制のため、確定した時間に訪問することにより、人混みやチケット行列を避けられる……

    街を散歩しながら物思いにふける

    主に二部で構成されており、前半はアンデルセン本人の人生のストーリー、そして博物館の後半は各童話をイメージしたアトラクションのようなセットがありました。『雪の女王』や『人魚姫』、『親指姫』などの有名な童話から『小夜啼鳥』や『マッチ売りの少女』まで……子供も大人も楽しめるエンターテイメントでした。

    そして忘れてはならないのが、この博物館は、ウェブサイトで事前予約をすることにより、入館できます。

     デンマークでは、いたるところにデジタルが業務効率化を目的に導入されています。デジタル先進国第一位なだけあり、市民とデジタルの一体感がありますし、何よりも観光業務の効率化や観光客の流動性にも貢献しています。博物館も事前予約制のため、確定した時間に訪問することにより、人混みやチケット行列を避けられる……

    オーデンセは緑豊かな街。
お花屋さんや庭園のような公園もあったりする。

    オーデンセは、コペンハーゲンよりも自然が多く、ゆったりとした田舎町。学生や若者の割合も多く、街の中心地にも自然豊かな庭やアンデルセンにちなんだ銅像も多いです。田舎といえど、本物の田舎というよりも、国際色もやや色濃いため、デンマークに初めて来た人にも馴染めます。

    アンデルセン博物館でも聞いた言葉なのですが……

    H.C.アンデルセンは、オーデンセというデンマークの地方の街の出身者として、偉業を達成することにより、この街の発展に貢献しました。

     

     

    大国の影に隠れた、小さな国から世界へ、一筋の光を放ったのです。彼が描いた美しい物語たちは、まさにその地域の自然と文化の息吹を纏い、彼自身の熱い愛国心を具現化したものだったのかもしれません。

    ああ、私も、怯えないで大きな舞台に出ていく勇気を持たないと!

    旅はコペンハーゲンに続く♡

    デンマークはとても合理的......
人々は素朴でフレンドリー、とても思慮深いと感じました。

    次回のブログは、コペンハーゲン、デンマークの首都での体験と出会いについてお話します。これがまた私を驚かせ、心を満たす経験となったのです。それまでのお楽しみに!皆さまからの暖かい応援が、私たちの新たな旅を、そして更なる成長を助ける一助となります。

    参考リンク:オーデンセで訪れたい場所。

    H.C.Andersen’s house: ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生涯を紹介する博物館。オンラインから、チケットの購入と予約が可能。
    Grønttorvet :
    デンマークの伝統料理を扱う、緑がトレードマークのオーデンセのレストラン。
    DSB :
    デンマークの鉄道会社。島と島を移動するのに、電車がとても便利!
    First hotel Odense :
    今回オーデンセで滞在したホテル。クラシカルな内装がちょっと豪華。お値段やや高めだけど、広場にあるので、迷子にならない。